今回はタイムラプス動画と比較明合成動画の作成方法です。
以前Photoshopでタイムラプス動画を作成する方法を紹介しましたが、今回はSiriusCompというフリーソフトを使用してタイムラプスと比較明合成動画(スタートレイル動画)の作り方を紹介したいと思います。
タイムラプスとは
タイムラプスについての説明は下記の記事にしてありますので、ぜひご覧いただければと思います。
比較明合成とは
複数の写真の明るい部分のみを合成する方法です。
よく用いられるのは星軌跡を写真にしたものです(スタートレイル)。
それでは早速使い方の紹介です。
せっかくなので今回は4K画質で作ってみたいと思います。
(ちなみに4K動画はフルHDの4倍の解像度を持つ超高画質な動画のことです。)
今回はWindows10のパソコンを使用します。対応OSはWindows Vista以降のWindows搭載パソコンです。
手順① タイムラプス(比較明合成動画)に使用する写真の用意
今回は上の画像にも使用している星の画像をタイムラプス動画にしたいと思います。
画像は43枚用意しました。これらを1つのフォルダにまとめて入れておきます。
それぞれの画像はこのような星が点で写っている写真です。
手順② SiriusCompのダウンロードと起動
フリーソフトのSiriusCompを下記のサイトからダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルはZip形式なので、解凍します(Windows10の場合は右クリックからすべて展開)。
解凍できたフォルダの中にSiriusComp 64.applicationというファイルがあるのでクリックするとアプリが起動できます。
このSiriusCompですが、どうやら日本製のようで、完全に日本語対応かつ、下記のホームページで使い方も丁寧に紹介されています。
本当に素晴らしい。
手順③ 動画出力の設定とレンダリング
起動が確認できたところで早速動画の設定です。
その前に、まずファイルの保存先を決めましょう。
保存先ファイル名から、出力する画像の保存先と名前を決めます。
動画を出力したい場合でも必ず合成画像はできてしまうのでこの手順は飛ばさないようにしましょう。
次に、動画作成タブから動画をついでに作成するにチェックを入れます。
すると動画の出力設定ができるようになるので設定を入れていきます。
今回はもとの画像が43枚と少なかったため、4コマ/秒としました。24コマくらいに設定できるとかなりなめらかなどうがになります。ただし枚数がすくないと動画が短くなってしまいます。
動画作成モードは 標準 と 比較明合成がありますが、標準だとタイムラプス、比較明合成だと今回の場合はスタートレイルのような動画になります。今回は標準と比較明合成両方試してみます。
動画縦サイズですが、720:HD画質 1080:フルHD画質 2160:4K画質となります。
お好きなものを選びましょう。
動画回転は今回は使用しません。
これらの設定ができたところで④画像ファイルを指定して比較明合成をクリックします。
画像ファイルはマウスで領域選択するかCtrl + Aで全選択するなどして選びましょう。
出来上がったデータは画像ファイルと同じフォルダに保存されます。
動画形式はaviですので、youtubeにアップする場合などは変換しましょう。
手順④ 成果物の確認
できた画像ファイルは最初に紹介した通りです。
そして、今回のメインである動画ですが、まずはタイムラプスから
次に比較明合成動画(スタートレイル動画)です。
いかがでしょうか。
とても簡単にタイムラプスと比較明合成動画を作ることができました。
スタートレイル(星軌跡)の動画と写真はそれほど性能の良いカメラでなくても枚数を増やすことでとても綺麗に作ることができますのでぜひぜひ挑戦してみてください。
【追記】
あのジェットダイスケさんもSiriusComp紹介してくれていました。
ビデオブログ(あえてこの言い方)は手がかかるけど、使い方だったりの説明が丁寧に完結にできて見てる方は飽きないです。
0コメント