【オールドレンズ】オールドレンズのすゝめ(ペンタックス編)

オールドレンズのすゝめ3回目です。

以前書いた記事は以下のとおりですのでぜひご参考にお願いします。

今回はペンタックスのオールドレンズをご紹介したいと思います。

オールドレンズとしては値段も手頃で写りも良いペンタックスですが、その中でもあまり目立たないSMC PENTAX-M 50mm F2.0をご紹介します。

こちらのレンズは某中古屋さんで5000円程度で購入いたしました。

Kマウントのレンズですので、ペンタックスの一眼レフにはそのまま取り付けが可能ですが、今回はα7IIIとの組み合わせで使用してみたのでK&F Concept のPK-FEのマウントアダプタを使用しています。このマウントアダプタはかなり作りがしっかりしていましたのでおすすめです。

過去にもPentax 50mm F1.4を所持していたのですが、あまり自分には合わずに手放した経緯があります。ただし、このときはAPS-Cのカメラとの組み合わせだったので、個人的に使いにくい画角ということもあり、今回はかなりの期待度です。


さて、早速ですが写真を見ていきましょう。

ボケは滑かで癖の少ない印象です。今回は絞り開放(F2.0)が多めです。

ピントの合っているところは解像感がしっかり出ています。

こちらの写真は手前の地面にピントが合っていますが、後ろ側のボケがとてもなめらかに写っている印象です。悪くはないですね。

逆光ではフレアが発生しました。フレアはあんまりきれいではないですが、オールドレンズということで、このへんは仕方がないでしょう。

また、ボケの感じも以前のヘリオスや、ヤシカレンズとは違いぐるぐるしたような写りにはなりません。

色味は結構オールドレンズぽい淡白な印象ですが、ボケ感はオールドレンズぽくない癖の少ない感じです。

苔の緑はとてもきれいに写りました。

緑がきれいなのはα7IIIのおかげかもしれないですが、α7IIIとの組み合わせでも十分良く写ります。かなり使いやすいレンズです。

ちょっとピントが甘く、フィルムチックな写真になりました。

オールドレンズはもともとこのような雰囲気を求めて買う人も多い気がします。

オールドレンズによくあるようなぐるぐるボケのシチュエーションですが、あまりぐるぐるボケにはなりません。

こちらも逆光のフレアが出ています。

やはり、フレアの感じはあまりキレイじゃありません。

少し露出を落として暗めにしてみたところとても雰囲気の良い写真になりました。


作例は以上になります。

いかがでしたでしょうか。この写りで5000円と考えるととても良いレンズです。

もし見かけたら買って損はないでしょう。

ペンタックスユーザーであればそのままのカメラで、その他はマウントアダプタを使うことで使用可能です。

※PK-EFに変換したところ、ミラー干渉のため、シャッターが切れませんでした。(1Dsに装着時)


ちなみにこのレンズですが、私は手放そうかと考えています。

理由は下記の3つです。特に③が大きいです。

①同じ画角の単焦点がいくつもある。

②星空で使える画角ではない。

③YASHICA 50mm F1.7を気に入り過ぎている


オールドレンズは買って気に入らなければ放出すれば良いと思います。

また、必要な人の手に渡ればそれも良い楽しみ方だと思います。


参考になるかわかりませんが、同じペンタックスのオールドレンズを尊敬するジェットダイスケさんが紹介してくれていますので動画を紹介したいと思います。



ご参考になれば幸いです。





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