【自作PC】M.2 SSDをグレードアップした話

今回は自作PCについての話です。

メモリ、SSDが安くなっていて素晴らしいここ最近ですね。


私のメインPCのマザーボードにはM.2 SSDソケットが2つついています。

M.2についての説明はセンチュリーさんのページで丁寧に説明されていましたので、参考に載せておきます。


さて、私が現在使っているM.2 SSDはDogfish のSATA SSDです。

この製品もとくに不具合なく使えていますが、容量が少し不足してきたので交換したいと思います。

M.2 には接続方法として、2種のSSDがあります。


1. PCI Express接続(通称NVMe)

こちらの企画はPCI Expressですので、超高速(4.0GB/s)な読み書きが可能となっています。

ただし、発熱が大きいなどデメリットもあります。


2.SATA 接続

今まではドライブ接続といえばSATAが一般的でした。

NVMeに比べて、若干安く、発熱が少ないです。ただし、読み書きは0.6GB/sとNVMeに比べてかなり遅くなってしまいます。


私が今まで使用していたのは2のSATA接続のSSDでした。

今回はNVMe接続のSSDも値段が落ちてきたとのことで、交換グレードアップを行いました。


まず、購入したのはインテルのSSD660Pシリーズの1TBとなります。

読み書きは他のSSDに比べて少し遅く1800MB/sとなります。

たまたまセールでやすかったのでこの製品にしました。


それでは実際に交換と移行作業を進めていきましょう。

1. まずはPCケースを開いて取り付け位置を確認します。

CPUファンの下にあるのがNVMe用ソケットです。このマザーボードはSATA 用のM.2ポートとNVMe用M.2ポートが別になっているため、注意が必要です。

※SATA用のソケットにNVMe用のSSDを取り付けても使用できません。逆もしかりです。

もし、この記事を読んで試してみたいと思う方、しっかりとマザーボードの仕様を確認しましょう。

M.2ポートの有無、NVMeの対応、SATAの対応ソケットは同じため、注意が必要です。


2.実際に取り付けます。

このとき、PCの主電源はちゃんと落としましょう。

基盤の一番の敵は静電気です。ケースの金属部分に触れるなどしてしっかり放電してください。

取り付け前と取り付け後です。

ちなみにSATA用のポートはマザーボードの右下についています。


取り付けが完了したところで、PCの起動確認をします。

3.ドライブのフォーマットをする。

ちゃんと認識されました(ディスク1)。このままでは使用できないので、ディスクの初期化をします。ディスク1の初期化されていません。表示の上で右クリックから初期化が出来ます。

初期化後に新しいシンプルボリュームからフォーマットを行うことで認識されます。

これで増設は終わりです。

データ保存用のドライブとして使用する場合はここで終了です。

私は今回、Windowsを新しいSSDに移行して、起動ドライブにしたため、その手順も紹介します。


4.EaseUS Todo Backup Freeのダウンロード

今回はSSDの移行によく使うEaseUS Todo Backup Freeを使用します。フリー版は機能が絞られますが、無料で使うことができます。


今回はEaseUS Todo Backup Freeのクローンという機能を使用しました。

このソフトをダウンロードとインストールします。


5.EaseUS Todo Backup Freeのクローン機能を使用する。

クローン機能ではSSDをまるまるコピーするときに使用します。

Windowsの他に起動領域なども含めてコピーできるため、システム移行にはこのクローン機能が間違いないです。

ただし、このクローン機能ですが、容量の大きいドライブから小さいドライブにクローンをするのは不可能なため、クローンもとより、クローン先の容量が大きい必要があります。


実際にソフトを起動してみます。

クローンは左メニューバーの下から3番目となります(ショッピングカートの下)。

クローンを選択するとソース(クローン元)のディスク選択画面が表示されます。ここでは、240GBのSSDを選択します。


次に、ターゲット(クローン先)ディスクの選択をします。

これは、新しく取り付けたSSDを選択します。

※選ぶディスクを間違えるとデータが消えますので、ご注意ください。

クローンが始まると下記のような画面となります。クローンにはそこそこの時間がかかります。

気長に待ちましょう。

クローン中はPCは使用しないほうが良いと思います。



6.起動確認

クローンが終了したらもとについていたSSDを外して起動確認をします。

無事に起動したら作業終了です。お疲れさまでした。

外したSSDはデータ用などに活用しましょう。

※外したSSDを再度取り付けてしまうとそちらが優先的に起動する可能性があります。BIOSで起動優先順位を切り替えるなどしてください。外して、USBドライブなどに活用するのがおすすめです。




ちなみにSATA SSDとNVMe SSDで読み書き速度を比較してみました。

スペック通りの値が出ていて良い感じです。読み書きともに4倍程度速くなりましたね。


Dogfish SSD M.2 240GB (SATA)


Intel 660p series M.2 SSD 1TB (NVMe)


M.2は電源とSATAを別に接続する必要がない、とても便利な規格です。

マザーボードが対応している場合はかなりおすすめですので、みなさんも試してみてはいかがでしょうか。


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