これも随分前に書こうと思っていた記事です。
2018年11月23日(金)に長野県天文愛好者連絡会に参加してきました。
どんな会かといいますと、下記の通りです。
長野県内で活動している星好きのみなさまへ
長野県天文愛好者連絡会は、県内で活動している星好きの方の横のつながりを持てるよう、星好きの同好者同士が知り合い、お互いの課題や悩みなどを共有し、情報交換や親交を深める場をつくろうという目的で呼び掛けた集まりです。
この会は、天文同好会等に所属しているかどうか、また、県内に住んでいるかどうかに関係なく、長野県で天文活動されている方、すべてが対象です。
出典:長野県天文愛好者連絡会より
つまるところ、長野県の星好きさんたち集まって話しましょうということですね。
上の文章もちょっと堅すぎて参加しようかどうか悩みましたが、どうせなら参加してみたいということで参加してきました。
トップページのタイトルにもなっていますが、長野県は宇宙県です。
宇宙に関連した施設も多く、星も綺麗、天文学者も多い宇宙県です。
ここ数年、SNSやインターネットの普及とともに一般の人が宇宙に興味を持つことが増えてきた、もしくはもともと個人で宇宙活してた人がだんだんつながりを持ち始めました。
私も天体、星景写真を取り始めて数年経ちますがたしかに最初のきっかけはツイッターでみたKAGAYAさんの星空写真だったような気もします。
第2回長野県天文愛好者連絡会の内容と感想
日時: 2018年11月23日(金・祝)13:30~17:30
場所: ブリーズベイリゾート塩尻かたおか
開催場所はホテルのミーティングルームでした。なかなか大勢の参加者がいました。
講演会の講師は宮下和久さん塩尻丘中学校科学部の顧問の方です。
この科学部の話が本当にすごかった。中学生だからここまでしか勉強しちゃいけないみたいな風潮がある中で見事に逆らって大学生の研究じゃないかというところまで中学生の力でたどり着けるもんだなと感動しました。
結構話題な中学校のようです。
その他、顧問の皆様からのお話もありました。
顧問:縣秀彦先生(国立天文台天文情報センター)
衣笠健三先生(野辺山宇宙電波観測所)
大西浩次先生(国立長野高専)
この連絡会の少し前に別のイベントで衣笠先生の講演会を聞いたこともありまして今回を決意しました。野辺山の電波望遠鏡もとても有名ですよね。
最後に参加者を長野県の地域ごとに分けフリートークがありました。
私は東信、北信地域での参加だったのですが、話の中心は下記のような内容でした。
・若い人にも活動(星空案内のボランティア)してほしい
・もっと星や天体に興味を持ってほしい(特に若い人)
・この会の年齢層が高くなりすぎて来てしまった
・星空観察のマナーの守り方
若い人はSNSで星空写真には興味を持ってくれるのですが、実際にそこに人との関わりを持ちながら活動することには抵抗があるようです。実際私も最近まで1人で写真を撮ってインスタグラムにあげてそれで満足してしまっていました。
若い人に興味を持ってもらう、勧誘するのは若い世代のほうが得意分野そうなのですが、その世代が実行委員側にいないのも問題な気がします。
私が一番気になったのはマナーの話ですね。
ネットで場所を調べるのですが有名な天体スポットには人が集まります。
そこでのゴミの取扱や夜間のライト(天体写真家にとってはライトの光は敵)の扱い、また、騒音の問題など誰かに教えてもらわなければ知りえない情報なわけです。
でも興味を持ちたての人がそんなこと知っているわけがありません。もちろん知らなくても良いと思います。最初のマナーができないのは当たり前なのですが、有識者は最近の若者は~~~と叩くようになってはいけないのです。せっかく星に興味を持ってくれたのですから。
私も過去に一度、山の上で写真を撮っているときに騒音で注意されたことがありますが、せっかく同じ天体に興味を持った仲間なのですから、叩きあうような関係ではなく教え合うような関係になりたかったなぁと今振り返ると思います。とくに山の上は真っ暗なのでその人の顔も見えずに文句を言われて全然良い気がしませんでした。
なので、私は今後どんなにマナーの悪い天体観測者に出会っても、親しみを持って接していきたいと思います。真っ暗な中でいきなり叱られたら天体も嫌いになりますよそりゃ。
最後にざっと感想です。
・平均年齢高め(50歳くらい)
・若い人が絶望的に少ない(20代2人くらい?)
・皆さんすごく天体に詳しい(物理的、知識的に)
・行ってよかった。
とにかく、参加してみてよかったです。
このイベントに参加した事自体が大きな一歩になったと思います。
来年は長野県の南信あたりで大きな天体イベントが開かれるうようなので何かしらの形で貢献できたら良いなと思っています。
また、参加したい!
ちなみに帰り道撮影した諏訪湖とこの日が藤原道長が望月の歌を詠んでからちょうど1000年の記念すべき満月だったので撮影した月紹介します。
高ボッチ高原からの諏訪湖です。晴れていれば奥に富士山も見えます。
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