さて、前回撮影した天の川ですが、なんとなく迫力がほしいかなといった感じです。
前回の時点での迫力不足の原因としては近くの街の光が入ってしまって天の川が暗くなってしまっているせいですね。
それではここから良い感じの写真に仕上げていきましょう。
まずは現像ソフト
今回は天の川の現像方法を紹介したいと思います。
あくまでも私の我流ですので、参考にするかどうかはご自由におねがいします。
まず、必要なものは現像ソフトです。
一眼レフを買うとメーカー純正の現像ソフトがついてきます。
例えばキヤノンだとDigital Photo Professional 4(DPP)ですね。そのほかに有名なものとしてはAdobeのLightroomがあります。私は根っからLightroomユーザーなので今回はLightroom中心に紹介します。
ただし現在、Lightroomは月額がかかるソフトとなっていますので、まずは付属のソフトで試してみるとよいと思います。
ちなみに天の川の現像はなんとなくLightroomのほうが良いです。
明瞭度というパラメーターがとても便利なので、、、、あとで説明します。
次にRAWデータ
RAWデータとはものではないのですが、カメラの設定で必要となります。
普段、カメラで撮影したデータはパソコンやスマートフォンなどから見ると思うのですが、これはカメラの内部でパソコンやスマホで見えるように作ったファイルになります。ファイルの形式は jpgファイルという一般的な画像ファイルです。
この一般的な画像ファイルを作り出すことを現像といい、カメラの内部でやってる処理をパソコンを使って細かく調整すると天の川が綺麗なデータになるんですね。
冒頭で撮った初めての天の川はRAWデータで残す設定になっていなかったため、なんとなく天の川の魅力が引き出せていないかなといった感じです。
さて、このRAWデータをどうやって保存するのかというとカメラ側の設定がありますので、取説などを参考にお願いします。EOS80Dでは記録画質にRAWがありますので選べばよいです。ファイル形式はメーカーによって変わりますが、キヤノンは.CR2というファイルになります。
※RAWデータは容量が大きくなるので、大容量のSDカードを用意するor必要なときだけRAW撮影するなどしてください。
ちなみにLightroomはそこそこに性能の良いPCかMacが必要です。スマホ版もあります(RAWデータ使えませんが無料です)。
現像手順(Lightroom)
それではLightroomでの現像手順を紹介します。
①ファイルの読み込み
ちなみにもと画像はこれです。
②明瞭度とコントラストを+100まで上げる。
この明瞭度という値が他の現像ソフトにはないのですが、超絶便利となります。この値を上げるだけでそこそこに天の川は写り込んでくれます。
これだけでも天の川が際立ってきました。もちろん数値は好みで変更してください。
③色温度の調整。自分のイメージする色にしましょう。
すこし色温度を下げてみました。
④ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルを調整する
このときは下の街からの光も生かしたかったので少し天の川は薄めにしてあります。
これでもうほぼ完成です。
⑤段階フィルターなど活用
段階フィルターを使用して右上の明るさを調整しました。明るさにムラができてしまうような写真には段階フィルターなどを使用して全体のバランスを調整します。
⑥最後にディテールの調整をします。
ノイズ軽減の輝度の値を少し上げて、ディテールを調整することで完成です 。
この編集したデータは結局現像しませんでした。
同じ日に撮って本気で現像したデータはこんな感じです。
ちなみに撮影場所は長野県佐久市の春日、大河原峠というところです。
参考にしていただければ幸いです。
最後にスマホ版Lightroomで天の川を調節した動作ありますので紹介しておきます。
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